昨今、人生100年時代がやってくるだの、ビッグデータとAI(人工知能)の時代になっただの、
これまでの常識が通用しなくなる時代が到来したという見方が非常に強くなっています。
その一方で、こういったこれまで経験のない未曾有の時代の中で、
長期にわたるビジネス生存競争を勝ち抜いていくために、
私たち個人は一体なにをしていけばよいのでしょうか?
その1つの答えが、「コア(核)となる自分ブランドをつくる」
ことではないかと私は考えています。
それでは、「コアとなる自分ブランド」とは、どんなものなのでしょうか?
これは、一昔前に流行った大企業出身のビジネスエリートや著名人にしか許されていなかった限定的、
かつタレント的ブランドとは異なるものです。
こんなにも変化の激しい今の時代、簡単に身につけた知識やスキル、
ノウハウといったものは、あっという間に陳腐化してしまいます。
これは、情報化だけでなく、ビックデータやAIがもたらしたものが、
これまでのビジネスマンに“求められるもの”を一変させたことが原因です。
そして、今もなお、その“求められるもの”は刻々と変化し続けているのです。
自分ブランドも例外ではありません。
ブランドとは、他人が決めることです。他人の頭の中に創られるものがブランドです。
つまり、他の人から求められないのだったら、ブランドにはなりません。
現在、これまでもてはやされていた一流企業の肩書きや学歴のバリューは、その力を失いつつあります。
つまり、大企業や有名大学そのもののブランド力が低下している昨今、「所属」に紐付けただけの、
従来型の自分ブランドは、もはや時代遅れなのです。
「どこに所属していたか?」では、もはや自分ブランドは力を持たない時代になってきたのです。
それでは、こんな変化の激しい時代に欠かせない力を持った「コアとなる自分ブランド」の構成要素とは
何なんでしょうか?
いくつかあるのかもしれませんが、もし私が1つ挙げろと言われたら、
迷わず“コンピテンシー”と答えます。
コンピテンシーというのは、教育学用語で「資質・能力」という意味で用いられています。
(人材育成の世界では、人の根源的特性といった意味でも用いられます。)
ただ、このコンピテンシーというものは特別な人だけが持っているものではありません。
すべての人が備えているものです。
もちろんあなたの中にもあるものです。
教育の世界では、すべての子どもたちにコンピテンシーがあるというのが前提です。
それは、成人にも当てはまる前提でもあるのです。
しかし、多くの人は、自分のコンピテンシーを伸ばして活かす方法を知りません。
それどころか、自分のコンピテンシーに気づいてすらないこともあります。
本当にもったいないことです。
だからこそ私は、これまで携わってきた教育業界での知見をもとに、ビジネスマンや経営者の方にも、
自身のコンピテンシーに気づいてもらい、そのコンピテンシーを活用して、
ブレることのない揺るぎない自分ブランドを築き上げてもらいたいのです。
そうやって作り上げられたものが「コアとなる自分ブランド」であり、
私はこれを“コンピテンシー・ブランド”と呼んでいます。
このサイトでは、これから訪れる未曾有の人生100時代に、教育というものを最強の武器として、
あなたの自分価値(パーソナルバリュー)の創造をサポートしていきたいと思っています。
仮説と検証の繰り返しによって、まだ明らかになっていないあなたのコア(核)となるコンピテンシーを明確にし、
自分ブランドを醸成していく、
そんな研究室的な位置づけであなたのブランディングに貢献できたらと考えています。
そのため、この研究室では、あなたのコンピテンシーをご自身のブランディングに活かすための知識やノウハウ、
その方法論、さらには数多くのモデルケースなどを余すことなく発信していきたいと思います。
「Me3.0」という言葉を掲げ、コア・コンピテンシーをベースにした自分ブランドを構築し、
あなたの自分価値(パーソナルバリュー)を最大限まで高めることにフォーカスした研究室に
していくことをお約束します。
「世の中に価値のない人なんていない」をモットーに、
教育を通じて個人のバリュー(価値)を創造し、それを伝えるサポートをする。
これこそが、この「コンピテンシー・ブランディング研究室」のミッションであり、
弊社・士教育(さむらいきょういく)のミッションでもあるのです。
自分本来のコンピテンシーに気づいていただき、それを活かしたブランディングを実践していく。
こういった活動を通じて、ビジネスという世界を通して幸せなブランド人が1人でも増えていけば、
いち教育者の端くれとして、それに勝る喜びはありません。
今後とも宜しくお願い致します!!